金環日食を振り返って
昨日、J-WAVE 『TOKYO MORNING RADIO』 をお聴きいただいた皆様、
ありがとうございました![]()
金環日食はご覧になれましたか?
私は、千葉市科学館主催の日食イベント、
「CHIBA 皆で見よう! 金環日食2012」 に
科学ボランティア(スタッフ)として参加し、
会場である千葉ポートパークの円形芝生公園で
多くの方と日食体験を共有しました。
はっきりとした参加者数は公表されていませんが、
スタッフも含めると、延べ700~1000人くらいが集まったようです。
千葉市の空は薄曇に覆われていましたが、
ところどころ雲が切れていて、青空が覗いていました。
上空には適度に風が吹いているようで、
雲はゆっくりと流れています。
左に写っている高い建物は、千葉ポートタワー。
会場には、このような「幟(のぼり)」が何本も立てられ、
雰囲気を盛り上げてくれていました。
イベントでは、様々な方法で日食観察を行ったので
いくつかご紹介しますね。
まずは、望遠鏡を使った観察。
といっても、レンズを覗いて太陽を見るわけではありません。
望遠鏡に投影版を取り付けて、映った太陽の像を観察します。
これは部分日食。
白い三日月形が太陽です。
よく見ると、「黒点」が映っているのがわかりますね。
それから、この写真ではわかりませんが、
黒い月の輪郭がデコボコしているのもわかるんですよ。
月にはたくさんのクレーターがあるからです。
お次は、鏡ピンホール。
黒い紙の中央部分を、小さな星型・ひし形・円に切り抜いて
鏡の上に貼り付け、
その鏡で反射させた太陽光が段ボールの中に映るように調節します。
ピンボケ写真ですみません。
でも、左から、星型・ひし形・円が映っているのがわかりますよね。
では、この段ボールを鏡から少しずつ離していくと……
あら不思議!
すべて、太陽の像(部分日食のカタチ)になりました!
このようになる理由は、ご自身で考えてみてくださいね。
お次は、木漏れ日の観察。
曇り空だったので、ぼんやりとした木漏れ日でしたが、
それでも、光が太陽の像になっているのは
よくわかりました。
こうして様々な観察を楽しみながら、
金環日食になるのを待ちました。
そして、金環の直前は、会場のみんなでカウントダウン!
金環になった瞬間には、拍手や歓声が上がり、
みんなの気持ちがひとつになった感覚を味わいました。
実際に計測したわけではありませんが
金環日食中は少し気温が下がったみたいで、
私を含め、多くの人が「寒い!」と感じていたようです。
昨日の報道を見ると、
一部の動物には異変(珍しい行動)が起きたようなので、
金環日食によって、体で感じられる何らかの変化があったのかもしれません。
あぁ、なんてにキレイなんでしょう![]()
その美しい光景に感動しつつ、
それを多くの人と共有していることにも感激![]()
金環日食が終わっても、まだ十分に部分日食が楽しめます。
ですが、8時を過ぎると来場者が少しずつ帰りはじめました。
きっと学校や会社に行くのでしょうね。
9時前には、ほとんど人がいなくなりました。
私たちスタッフは、日食が終わるところまで見届けて、撤収。
科学館からは、ボランティアスタッフ全員に、
一人ひとりの名前が入った「観察記念証」が手渡されました![]()
裏面↓
お心遣いが本当にうれしかったです。
さて、日食という現象は、
地球全体で考えると、一年間に数回は起きているので
決して珍しい現象ではありません。
けれど、自分の住んでいる地域の空で太陽が欠けることは
そう多くはないはずです。
ましてや、自分の頭上で太陽がリング状に輝くことは
滅多に起こることのない、珍しい現象といえます。
そう考えると、
このタイミングで生きていることが
とても奇跡的なことだと思えてきます。
金環日食を眺めながら、この巡り合わせに感謝し、
これからも、
宇宙に親しみ、自然とつながり、人の輪(和)が広がることを目指して、
自分らしく活動していこうと強く思ったのでした。



